『10倍以上に価値が上がることもあるロレックス投資の魅力とは?』

高級腕時計のロレックスが、実は投資対象になることをご存じでしょうか。GMTマスターの6542などは2014年当時は180万円だったところ、2022年には1,800万円前後で取引されるなど、8年で価値が10倍以上に伸びるモデルもあります。

本記事では、ロレックス投資のメリットやデメリット、成功のポイントを初心者向けにまとめました。ほかの金融資産との違いを理解し、投資先の選択肢の一つとして検討してみましょう。

 

「ロレックスは投資対象になる?資産としての特徴」

ロレックスの腕時計は高額取引されることで有名ですが、資産としてはどのような特徴があるのでしょうか。まずは3つの視点から、ほかの金融商品との違いを紹介します。

 

「人気モデルは数十年で価値が5倍以上に伸びている」

ロレックスには、数十年で価値を5倍以上に伸ばしたモデルがいくつかあります。

 

例えば、希少性が高いとされる4代目のデイトナ(リファレンスナンバー:16520)は、1988年に51万円の定価で発売されました。2023年現在では約380万円の値がつけられており、資産価値は7倍以上に伸びています。

 

中古ショップで約380万円の値がついている、1988年製のデイトナ

 

2020年に63万円の定価で発売された、サブマリーナのRef.16610LV20231月現在では、約330万円の値がつけられている

 

2012年に誕生した、GMTマスターのスカイドゥエラー。定価は約185万円、20231月時点での販売価格は300万円を超えている

 

ロレックスを投資対象にするなら、現行モデルよりも生産終了モデルのほうが魅力的です。ただし、2020年以降のモデルにも高騰例はあるので、ロレックスは選択肢が多い投資資産と言えるでしょう。

 

「一般的な金融商品よりも価格の伸び率が高い」

ロレックスは、ほかの金融資産に比べても大きなリターンを期待できる投資資産です。

ロレックスの人気モデルは、国内株や金と比べると短期間・長期間のいずれでも高い伸び率となっています。

 

知名度流動性が高い」

ロレックスは世界的に有名な時計ブランドであり、投資資産としても高い知名度を誇ります。不動産などとは違ってグローバルニーズがあるので、流動性が高く安心できるでしょう。

ただし、故障品や偽物をつかんでしまう恐れもあるため、フリマアプリやネットオークションでの取引はおすすめしません。安心して仕入れから売却まで行いたい人は、信頼できる専門業者に頼りましょう。

 

「ロレックス投資のメリット」

ここからは、ロレックス投資を行う際に初心者が押さえておくべきメリットを紹介します。

【初心者でも始めやすい】

ロレックスの仕入先には、正規店のほか専門の中古ショップやネットサービスなどがあるので、資金さえあれば初心者でも始められます。高騰するモデルの見極めは難しいですが、専門業者の話を聞くことで必要な知識を吸収できるでしょう。

特定のリファレンスナンバーが割り当てられているものや、生産終了の直前に作られたものなど、狙い目のモデルを絞りやすい点もメリットと言えます。

 

「価値が下がりにくい】

腕時計のような実物資産はモノ自体に価値があり、人気や状態によって相場は変わるものの、価値がゼロになることはほとんどありません。

また、景気に左右されにくいという特徴もあるので、不況やインフレ対策用の資産としても活用できます。

 

【趣味やファッションとしても楽しめる】

ロレックスの腕時計はファッションアイテムの一つであり、趣味としても楽しめます。高級感があるのはもちろん耐久性も優れているため、着用すれば実用性の高さを実感できるでしょう。

また、ロレックスにはファンが多いので、同じ趣味をもつ仲間とコミュニティを築ける可能性もあります。

 

「ロレックス投資のデメリット」

どのような投資にもリスクは潜んでおり、ロレックス投資も例外ではありません。ここからは、ロレックス投資で注意したい3つのデメリットを紹介します。

 

【投資にはまとまった資金が必要】

ロレックスは高級なブランド時計なので、投資を始めるにはまとまった資金が必要です。希少性の高い生産終了モデルを狙う場合は、少なくとも100200万円程度の資金がないと購入は難しいでしょう。

ロレックス投資は高級ブランドならではの満足感を得られますが、ほかの投資に比べると始めるハードルが高いかもしれません。

 

【為替変動の影響を受けやすい】

ロレックスの中でも比較的価値が高い生産終了モデルは、為替変動の影響を受けやすい特徴があります。基本的には輸入品となるため、円安局面では取引価格が上昇し、円高局面では下落するものと考えておきましょう。

例えば、1ドル100円で300万円のロレックスを購入した後に、為替の円高が進んで1ドル95円になれば、価値は同じでも売却価格は285万円に下がってしまいます。

 

仕入先・売却先によって価格が異なる】

ロレックスはグローバルニーズがある腕時計なので、世界中に取扱店舗があります。入手や売却のしやすさはメリットですが、仕入先や売却先によって取引価格が異なる点には注意が必要です。

ロレックスの主な仕入

ロレックスの主な売却先

・正規店

・中古ショップや質屋

・通販サイト

・フリマアプリ

・ネットオークション

・専門の買取業者やサービス

・中古ショップや質屋

・フリマアプリ

・ネットオークション

ロレックスをより安く仕入れて高く売るには、取引相場の情報収集が欠かせません。時期によっても取引価格は変わるため、仕入先・売却先ごとの相場はこまめにチェックしましょう。

なお、ロレックスには精巧な偽物もあるため、基本的に信頼できる専門業者で購入してください。

 

「ロレックス投資を成功させるポイント」

ロレックスにも価値が伸びにくいモデルもあるため、投資対象は慎重に選ぶ必要があります。具体的にどのようなモデルを選ぶべきなのか、ここからはロレックス投資を成功させるポイントを見ていきましょう。

 

【人気が根強いモデルを狙う】

ロレックスの人気が根強いモデルは、中古品になっても値崩れしにくい傾向があります。代表的なモデルとしては、「デイトナ」「サブマリーナ」「GMTマスター」の3つが挙げられます。

これら以外にも、エクスプローラーやシードゥエラーなど価値や流動性が安定しているモデルは多く見られます。直近1年では下落しているモデルもありますが、ロレックス投資は長期保有が基本なので、短期の値動きをそれほど気にする必要はありません。

 

【流通量が少ないモデルや生産終了モデルを狙う】

ロレックスの取引価格は、そのモデルの需要や希少性に左右されます。プレミアがつくモデルほど大きなリターンを期待できるので、基本的には流通量が少ないものや生産終了モデルを狙いましょう。

2000年~2016年にかけて製造された、デイトナのロングセラーモデル。製造終了後に価格が伸びており、2023年現在では300万円以上で中古販売されている

モデルごとの流通量を調べることは難しいため、初心者は生産終了モデルから検討してみましょう。現行製品にも高騰するものはありますが、投資の観点では生産終了モデルの方が安定したリターンを望めます。

 

【信用できる店舗や買取業者を選ぶ】

ロレックス投資を個人間取引で成功させるには、相場に関する情報や偽物を見極める知識が必要です。初心者にとってはハードルが高い投資なので、まずは信用できる店舗や買取業者を選びましょう。

 

 

「人気モデルを狙ってロレックス投資を始めてみよう」

高級腕時計のロレックスには多くの高騰例があり、人気モデルならば5倍以上のリターンも不可能ではありません。為替変動などのリスクはありますが、趣味やファッションとしても楽しめるアイテムなので、これを機にロレックス投資を始めてみてはいかがでしょうか。