『投資初心者におすすめの投資方法!』
金融庁の報告書から明らかになった「老後2000万円問題」を発端に、資産運用、特に投資に興味関心を持たれた方も多いと思います。
中には、「投資ってなんかこわい」「損しちゃうんじゃないか」「何からはじめたらいいかわからない」と思う方もいらっしゃると思います。
今回の記事では、投資を始める上で心がけるべきこと、具体的にどんな投資方法があるかを詳しく解説していきます!
これをきっかけに将来に向けて、投資を始めてみましょう!
「投資を始める上で心がけるべきこと」
- 早く始めて、長く継続すること
- 少額から始めること(必ずしも大金が必要ではない)
- 分散投資すること
【早く始めて、長く継続すること】
投資を少しでも早く始めて、長期に渡って継続することが、資産運用の第一鉄則です。
例えば、米国を代表する株価指数であるS&P500は、過去50年で年平均成長率9.8%(配当込み)を記録しています。
仮に、この株価指数に連動する投資信託に、毎月3万円(年間36万円)を30年間つみたてていれば、約6500万円になる計算です!
金融庁 資産運用シミュレーションより引用
上のシミュレーションを見ていただいたらわかる通り、長期にわたって積立を続けていけば、複利効果により資産が指数関数的に増えていきます。
若年層の方であれば、この毎月定額積み立てを続けていれば、「老後2000万円問題」を余裕を持って解決できます!
このように、複利&つみたて貯蓄のコンビは、投資の最強ツールといっても過言ではありません。
これをなるべく若い時から始めて、絶対にやめない”良い習慣”を身につけましょう!
【少額から始めること】
長期にわたって継続して投資を続けていくためには、自身の家計状況から無理のない範囲の金額で投資していくことがとても重要です!
また、投資を始める上で、必ずしも初めから大金(100万円以上)が必要になるとは限りません。
最近では、ミニ株の取扱いや、投資信託のバリエーションが豊富になり、1000円程度から投資可能な金融商品が増えてきています。
さらに、iDeCo(個人型確定拠出年金)やNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)といった非常に優れた制度が普及してきたことで、もっと少額投資がしやすくなりました。
たとえ少額であったとしても、複利&つみたて貯蓄の組み合わせによって、ゆっくり確実に資産を増やすことは可能です!
ぜひ無理のない範囲の金額で投資を始めましょう!
【分散投資すること】
いざ投資を始めたとしても「資産が減ってしまうリスクもあるんじゃないか」と心配になる方もいらっしゃると思います。
そういった方に意識していただきたいことに分散投資があります。
分散投資には、「資産・銘柄の分散」や「地域の分散」などのほか、投資する時間(時期)をずらす「時間(時期)分散」という考え方があります。
「分散」を意識することで、資産の大きな下落を抑えることができるのでぜひ覚えておきましょう!
「初心者におすすめの投資方法3選」
これまでに、投資をする上で大事な心構えを述べてきましたが、以降では、実際にどんな方法で投資をすべきなのか具体的にご紹介します。
【つみたてNISA】
つみたてNISAとは、2018年1月から開始された新たな少額投資非課税制度です。
なんといってもこの制度の1番の特徴は、投資で得られた利益が20年間非課税になることです!
この制度を活用して投資できる金融商品は、いずれも長期・少額積立・分散投資に適した投資信託です。
初心者のかたでも、安心して投資できるように設計されている良心的な制度ですので、ぜひとも活用しましょう!
また、長期の資産運用をさらに推進するため、2024年(令和6年)より現行のNISA制度の見直しが行われることが決まっています!
現行の NISA よりもさらに使い勝手の良い制度へと改正されますので、気になる方は以下の記事もチェックしてみてください!
【iDeCo】
iDeCo(個人型確定拠出年金)とは、国民年金や厚生年金のように、国が運営する”公的年金”と違って、「個人が」、「毎月の掛金を自分で決めて」、運用する私的年金制度です。
基本的には、20歳以上60歳未満の方が加入でき、国によって正式に認可された定期預金や保険、投資信託等に投資していきます。
さらに、iDeCoの大きな特徴として、運用利益は非課税、掛金が全額所得控除となります!
つみたてNISA以上に税制上優遇されており、”節税しながら投資できる”、非常に魅力的な制度だと思います!
しかし、iDeCoで運用している資産は、あくまで年金ですので、途中での引き出しは原則不可能となっております。
【積立投資信託】
投資信託とは、たくさんの投資家から集めた資金を使って、投資のプロフェッショナルが、国内外の株式・債権・不動産などの商品で運用する投資商品です。
投資信託は、1000円程度の少額からでも積み立てを始められます!
また、投資信託自体が、さまざまな銘柄や金融商品で構成されていることから、少額でも自然と分散投資ができます!
まさに長期・少額積立・分散投資に最も適した金融商品といっても過言ではありません。
さらに最近では、投資信託定期積立の引き落とし方法としてクレジットカードを利用するクレカ積立がとても人気です!
クレカ決済にすることで、ポイントを貯めながら投資ができるお得なサービスです!ぜひ活用しましょう!
番外編
ポイント投資 -お金を使わなくても投資ができる?-
資産運用・投資には興味があるけど、いきなり現金は使いたくない、、と思ってらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
そんな方におすすめしたいのが「ポイント投資」です。
ポイント投資では、普段のお買い物やサービスを利用することで貯まったポイント(Tポイント / Pontaポイント / dポイントなど、)を、投資の資金として用いて、実際に株式や投資信託の購入を行うことができます!
実際のお金ではなく、あくまでポイントを使っての投資ですので、投資した結果、損失を出してしまったとしても、減るのはポイントなので安心して投資できます。
初心者の方もまずは現金を使わずに、投資の勉強としてポイント投資を活用するのをおすすめします!
ミニ株(単元未満株) -気軽にお小遣い感覚で株が買える?-
基本的には、これまでに説明した、つみたてNISAやiDeCoを活用して、長期にわたって投資信託を積み立てておけば、資産運用はうまくいくはずです。
しかし、中にはご自身で投資を学んで、自分のタイミングで株式取引をしたいという、アグレッシブな方もいらっしゃると思います。
そのような方には、ミニ株をおすすめします!
日本株の場合、基本的には100株を1単元としているため、100株単位での購入しかできません。
一方、ミニ株は、1株から購入できるサービスで、その上場企業の株価にもよりますが、数百円から数千円程度から株式投資が可能です!